マルタ留学の魅力 – メリットや費用、物価などを現地レポート！

2022-04-01
2022-10-16
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1 マルタで留学をする魅力は？

マルタで留学をする魅力は？

実際に私は学生の頃に3週間、社会人になってから1ヶ月、合計2回マルタに留学をしました。2回目の留学後、そのままマルタに住んでもう4年です。そんな私がマルタで留学をする魅力と、マルタ留学の実際のトコロを「ありのまま」にお伝えします！

マルタの基本情報

そもそもマルタって国なの？イタリアなの？とかよく言われますが、「マルタ共和国」という、イタリア・シチリア島南部の地中海に浮かぶ独立した島国です。

マルタ島、ゴゾ島、コミノ島の3つの有人島と、2つの無人島から構成されています。面積は、東京23区の半分くらいとか、淡路島の3分の2とか色々な例えられ方がありますが、とにかく小さいです！

どれくらい小さいかと言うと、地図にはパッと表示されないくらいです！車があれば、どこでも日帰りで行けちゃいます。

日本からの直行便は今の所なく、ヨーロッパ経由、ドバイ経由、イスタンブール経由などが主な乗り継ぎ地です。接続の良いフライトだと片道16時間ほどですが、片道20時間前後が一般的です。

イギリス占領下の時代があったため、公用語はマルタ語と英語で、昔はテレビがイタリア語ばかりだったことから、イタリア語を理解できる人も多いです。私のような外国人には、基本英語で話してくれます♪

主な宗教は厳格なキリスト教カトリックで、教会は毎日訪れても周りきれないほどの数（400近く）あると言われています。

通貨はユーロでEU加盟国＆シェンゲン協定国です。

マルタで英語留学をするメリット

1.治安がいい

留学生活を満喫するためには、滞在中に動ける時間が長い方が断然良いですよね。国によっては、危険だから夜21時以降は外に出ちゃダメという所もあります。そんなビクビクしながらの留学生活だと、思いっきり楽しめないですよね。

もちろん勉強も大切ですが、友達とご飯を食べに行ったり、ナイトライフを楽しんだり出来たら交流も深まり留学生活が濃いものになりますよね♪

マルタはその点、治安がとても良いので女性の夜の一人歩きも基本的に問題ありません。とは言っても、何が起こるか分かりませんので、もちろん危機管理は怠らないように注意して下さいね！ただ、正直日本より安全なのではないかと感じることもあるくらいです。

特に夏の時期は、夜20時を過ぎてもまだ明るいので思う存分動けます。夏のマルタは暑いので涼しくなる夜の時間に動き出す人も多く、夜でもわりと賑わっている印象があります。それが安全に感じる1つの理由かもしれません。せっかく来たならフル活動したい！という方にはとてもオススメです。

2.留学費用が安い

実は私がマルタを留学先に選んだ理由は、正に費用が安いという点でした。当時安い留学先と言えばフィリピンだったので、フィリピンも最初考えていたのですが、何せ当時私はイタリアが大好き♡というか憧れていまして、ヨーロッパにも行きたかったのです。その時にたまたま見つけた某大手旅行会社の主催する留学パッケージのチラシを見たのが、マルタとの出会いでした。

なんと、フィリピン程安くはなくても他のメジャーな留学先よりは断然安かったのです！しかも、ヨーロッパ？島？世界遺産？何ココすんごい気になる〜♡というあの興奮は今でも忘れられません。

実際にマルタを留学先に選ぶ人の多くは、この費用面を挙げる人が多いように感じます。

具体的な費用は、もちろん語学学校や滞在先にもよりますが、私の2回目の留学の時を例にすると、語学学校4週間（週20レッスン）、アパート滞在（二人部屋）で15万円前後でした。それにプラス航空券代や諸費用は掛かりますが、1ヶ月留学するのにだいたい30万円程でした。

【マルタの留学の費用については、こちらの記事でもっと詳しくご紹介しています♪】

まずは渡航前に可能な限り調べて、自分に合いそうな学校選びをしてみて下さいね。

費用が安いからといって、決して授業の質が低いという訳ではありません。これはマルタに限ったことではなく、語学学校自体の方針、先生個人のスキルや相性などもあるので、正直留学してみないと分からない部分も大きいかと思います。

私の場合は、アットフォームな語学学校を選び、個性的なマルタ人の先生やイギリス人の先生など様々な先生と出会いました。語学学校の先生は、マルタ人に限らず国籍豊かです。

まずは渡航前に可能な限り調べて、自分に合いそうな学校選びをしてみて下さいね。

3.物価が他国に比べると安い

マルタの物価は、結論から言うと日本とあんまり変わらないのではないかと思います。パンやパスタなどは日本に比べて安いですが、日本の方が安いものもあったり、総合的に考えると日本と同じくらいだと感じています。

日本より安いと感じるのは、じゃが芋、レモン、ガーリック、特に夏のトマト（贅沢買いできます♪）などマルタでよく採れる食材です。その他、カプチーノは平均1.7ユーロ（約221円）、マルタ産ワインはボトルで3ユーロ（約390円）程度から売られています。あと、ミネラルウォーターはまとめ買いすると安く、2リットル×6本で2.5ユーロ（約325円）、2リットル1本あたり54円ほどです。

自炊をすると食費を安く抑えられますよ！

ただ、外食をするとなると日本よりは高い印象があります。マルタの外食にかかる税金は18%ということも原因だと思いますが、レストランでパスタを頼むと大抵10ユーロ（約1,300円）以上15ユーロ（約1,950円）前後します。ピザの方が若干安く、ワンホールで9ユーロ（約1,170円）前後です。メインのお肉や魚を頂こうとすると20ユーロ（2,600円）以上はだいたいします。

日本みたいに、「ランチセット1,000円」みたいなお得感満載のメニューなどもほとんどありません。ただ、マルタの一皿のボリュームはお得感があるので、お腹は十分満たされます。

また、レストランではなくマルタのソウルフード「パスティッツィ」を売っているような売店で軽食を買うと、驚くほど安いです！

パスティッツィは平均50セント（約65円）、すんごいボリュームのティンパーニ（マカロニをミートソースであえてオーブンで焼いたもの）は、1.5ユーロ（約195円）程で売っているお店もあります。その他チキンパイやソーセージパイ、ピザ一切れなどがよく売られていますが、どれも1ユーロ（約130円）から2ユーロ（約260円）前後のものがほとんどです。とても脂っこくて私の場合は毎日食べられないのが難点ですが、ここでお腹を満たせれば節約できるはずです！

以上のことから、物価はすごく安いわけではないですが、総合的には日本と同じくらい、他の欧米の留学先に比べたら安いと言えます。

【マルタの物価や生活費を含む費用については、こちらの記事で詳しくご紹介しています♪】

4.ヨーロッパを満喫できる

マルタは、南ヨーロッパの中でもさらに南に位置するEU加盟国です。通貨はユーロです。シェンゲン協定国でもあるので、シェンゲン協定国内は出入国審査なしで行き来自由です。

もちろんマルタにも世界遺産の街ヴァレッタや、ピラミッドより古いとされる巨石群など、小さい割には見所が満載なのでまずはマルタ観光を楽しんでくださいね。マルタの可愛らしいお家や街並みもヨーロッパを感じることができますし、写真映えするスポットもたくさんあります。

マルタやゴゾ観光を全部しちゃったという人は、ヨーロッパ旅行がオススメです。マルタは島国なので、海外に行くには基本飛行機ですが、格安航空会社が就航しているので、本当に低価格でフライトを購入することが出来ます。私は、片道10ユーロ（約1,300円）のチケットでローマに行ったこともあります！

さらに、マルタからフェリーを利用したシチリア島日帰りツアーなどもあり、特にイタリアは気軽に行く事ができます。

留学生の場合は週末を利用して旅行に行ったり、半年以上の長期留学の場合は、1~2週間のホリデーがもらえたりするので、その期間を使って旅行に行っている人が多いです。語学学校のクラスメイトもよくスペインやフランスなど様々な場所へ旅行に行っていました。ちなみに、私の場合は、留学後もマルタに滞在していたので、その期間にポルトガルやオランダなどに旅行に行きました。

マルタの語学学校では、その立地からヨーロッパ系の方が多いので、語学学校で出会った友達のホームタウンを訪れたり、一緒に旅行に行ったりなどの楽しみ方も出来ます。その他コロンビアやブラジルなどの南米系の方も比較的多く、さらに韓国人も私の学校は多くて、よく韓国料理をいただいていました♡

ヨーロッパを満喫できるのはもちろん、語学学校では国籍豊かなクラスメイトとの出会いが待っていますよ！

5.海がある！猫がいる！

これは完全に私個人が感じる魅力ですが、海なし県で育ち、島に憧れていた私にとっては、「どこを見ても海♡」というこの環境が最高の魅力です。それも信じられないほどの透明感、正に紺碧の青！晴天の日の太陽の光の反射は天然ダイヤモンドのようにキラキラしています！心から美しいなと思えます。

そんな景色を当たり前のように毎日見ることが出来る日々が、とても贅沢で幸せに感じます。何もないけどただ海があって、それをベンチに座って眺めている。そんなゆったりとした時間の流れがとても心地よいです。こんな環境で、留学生活を送れるなんて私にとってはこれ以上の環境はありません。

さらに、ベンチに座ってボケ～っとしてると、猫ちゃんが近寄って来たり、自ら猫の隣に座ってみたり（ほとんどはこっちですね）、そんな猫ちゃんとの日々もとても楽しいです（ちなみに、私は大の猫好きです）。

マルタは猫の島としても有名ですが、本当に猫ちゃんがいっぱい暮らしています。外に猫ハウスが設置されている光景は島中どこでも見かけますし、定期的にご飯をあげている人もたくさんいます。警戒心の薄い幸せそうな猫を見ていると、こっちまで幸せな気持ちになります。私も何匹かあだ名を付けて、気にかけている猫がいます。その子たちにたくさんの癒しをもらって、日々頑張れているように思います。

海と猫に囲まれた幸せな環境の中でのマルタ留学、是非検討してみて下さいね。

マルタ留学に向かない人は？

ここまで、メリットをお伝えして来ましたが、逆にマルタ留学が向かない人について、私の意見をお伝えしたいと思います。

1.集中して英語を勉強したい人

もちろんこれは本人次第なので、一概には言えないのですが、今までお伝えしてきたメリットにもあるように、マルタには誘惑が多いです。例えば、勉強しようと思ってたけど、「暑いし海に入りた〜い！」とか、二日酔い&寝不足だけど「今晩もまたナイトクラブ行きたい！」とか、「毎日観光しちゃった」などなど…

さらに、真夏はクーラーの効きが悪くて勉強に集中できないとか、逆に真冬は特に室内が寒いので集中できないとか…

様々な理由が挙げられます。

でも、結局は本人次第ですので、意志があれば問題ないかと思います。少なくとも語学学校の授業にしっかり出て、宿題をこなしていれば、必ず英語の力は付いていくはずです！また、マルタの場合は交流を通しての英語力向上を目指すスタイルが最適のように思います。

2.狭い世界を好まない人

マルタは小さい国ですので、日本人がいると結構すぐに分かりますし、留学生同士だと、友達繋がりやバーで知り合ったりと、学校が違っても日本人同士で繋がる可能性も結構あります。さらに、語学学校内に日本人がいたらすぐにお互いを認識するでしょう。マルタはまだ日本人が少ないと言われていますが、やはり時期や学校によっては日本人が多いと感じる場合もあると思います。

実際私も留学中は日本人の友達がたくさん出来て、行動をよく共にしていましたが、その友達とは日本に帰ってもずっと繋がっていける良い関係が築けたので、私はとても良かったと思っています。その友達がいたから他の国の人達とも話す機会が出来たり、楽しい時間が過ごせました。

でも、中にはなるべく日本人とは関わらないで英語漬けになりたいと考える方もいると思います。その場合、学校選びに気を付けて日本人が少ない語学学校にするのが良いと思います。どちらにしろ、マルタは狭い世界なのでどこかで日本人に出会う可能性があるかもしれません。私は留学中はそういう出会いは楽しんでいた方なので、あまり気にはなりませんでしたが、このような一面があることも知っておくと良いかもしれません。

3.マルタ英語に慣れたくない人

実際に私は今、「マルタ人が話す英語＝マルタ英語」が一番聞き取りやすく、理解できます。マルタ英語って何だ？と思うと思いますが、いくつか特徴を挙げると、「抑揚が激しい」、「Rのアクセントが強い」、「話すスピードはゆっくり」、「母語マルタ語のアクセントの影響を受けている」などです。私の場合、その人の英語を聞いたらすぐマルタ人だと分かるくらいです。これは、オーストラリア英語なまりに似たようなものだと思います。

ただ、私は、留学中ではなく数年マルタ生活をする過程でそうなったんだと思います。なので、留学中は英語の先生やクラスメイトの英語を聞く機会が多いと思うので、そこまで気にする必要はないかもしれません。ただ、マルタ特有の英語なまりがあることを頭に入れておくと良いかもしれません。