- 1 実は世界遺産の宝庫!マルタは地中海に浮かぶ観光立国
- 2 絶対行くべきマルタおすすめの観光スポット10選
- 2.1 おすすめ①:ヴァレッタ(Valletta)
- 2.2 おすすめ②:イムディーナ・ラバト(Mdina・Rabat)
- 2.3 おすすめ③:モスタドーム(Mosta Dome)
- 2.4 おすすめ④:マルサシュロック(Marsaxlokk)
- 2.5 おすすめ⑤:青の洞門(ブルーグロット)
- 2.6 おすすめ⑥:ハジャールイム(Haġar Qim)・イムナイドラ神殿(Imnajdra Temples)
- 2.7 おすすめ⑦:スリーシティーズ(The Three Cities)
- 2.8 おすすめ⑧:スリーマ(Sliema)・サンジュリアン(San Gilijan)
- 2.9 おすすめ⑨:ゴゾ島(Gozo)
- 2.10 おすすめ⑩:コミノ島(Comino)
- 3 マルタ観光は5日間あると満喫できる!
- 4 マルタ観光おすすめのシーズンは?
- 5 まとめ
実は世界遺産の宝庫!マルタは地中海に浮かぶ観光立国
「マルタ島ってどこ?」
と思う人も多いかもしれませんが、マルタはイタリア南部のシチリア島のさらに南、地中海に浮かぶ小さな共和国です。
小さいわりには、歴史的な世界遺産もいくつかあり、観光しがいはバッチリです!
紺碧の青い海に、かわいい建物、美味しいマルタ料理、自由気ままな猫達など魅力もたくさん。
最近ではマルタの情報も増えてきましたが、他の国に比べるとまだまだ少ないはず。
私自身マルタの旅行プランを考えることは、仕事や友人が遊びに来た時などに何度もやってきています。
その上で、どうやったら効率よく観光できるか、どの時間帯に行くのがベストなのかなどなどたくさん考えました。
せっかくはるばるマルタまで来てくれたのなら、最大限に楽しんでほしいと思います♡
そんな私の経験を活かして、マルタのおすすめ観光スポットを「ありのまま」にお伝えしていきます。
必要な日数やモデルコース、マルタの季節ごとの特徴もご紹介していきますね!
絶対行くべきマルタおすすめの観光スポット10選
まずはマルタに来たら必ず訪れてほしいおすすめの観光スポットをご紹介します!
おすすめ①:ヴァレッタ(Valletta)
街全体が世界遺産に登録されているマルタの首都ヴァレッタ。
歴史的な建物はもちろん政治の中心として国会議事堂や首相官邸などもあります。
そして何と言ってもその街並みは必見です!要塞都市ならではの起伏の激しい道や細い路地裏、キラキラ輝く海に囲まれているため、ヴァレッタからの景色も絶景です。
首都と言ってもヴァレッタ自体はとても小さいので、半日あれば街歩きを十分に楽しむことができます。
さらに坂道や階段の途中に作られたカフェなどオシャレなスポットもたくさんあります。路地裏にバーやレストランがたくさん並び、特に夜賑わう人気スポットなどもあります。ヴァレッタは昼だけではなく、夜も楽しめるので両方訪れるのがおすすめです♪
また、街並みだけではなく教会や公園、博物館などの見どころもたくさん。時間が許す限り、興味のある場所にぜひ行ってみて下さいね。
ここだけは行きたい!ヴァレッタのおすすめ観光場所
<聖ヨハネ大聖堂(St.John’s Co-Cathedral)>
オスマン帝国からマルタを守った英雄「聖ヨハネ騎士団」の守護聖人ヨハネに捧げた教会。
外観からは想像できないほどの黄金の輝くきらびやかな教会内部はもちろん、イタリアの天才画家カラヴァッチョの大作も必見です!
公式サイト:https://www.stjohnscocathedral.com/
<騎士団長の宮殿(Grandmaster’s Palace)>
現在は大統領府として使用されていますが、元々は聖ヨハネ騎士団の団長の公邸として建てられた建物で、ナポレオン軍に征服されるまで大事な役割を担った場所です。
廊下に甲冑が並ぶ回廊、最高審議の間、騎士団長が実際に使用していた甲冑や武器などが多数並ぶ兵器庫などを見学することができます。
Heritage Maltaの案内ページ:https://heritagemalta.mt/explore/grand-masters-palace/
<国立考古学博物館(National Museum of Archaeology)>
マルタ各地から発掘された、古い物では紀元前5000年頃の出土品が展示されている博物館。建物は昔プロヴァンス出身の騎士団の宿舎として使われていました。
ある住宅の地下から突如出現した地下神殿ハイポジウムから出土した「眠れる女神」など、貴重な展示品を見学できます。
Heritage Maltaの案内ページ:https://heritagemalta.mt/explore/national-museum-of-archaeology/
<アッパー・バラッカ・ガーデン(Upper Barrakka Gardens)>
対岸のスリーシティーズとグランドハーバーが見渡せる絶景スポット。地中海クルーズの大型船が停泊している時は豪華客船を間近で見ることもできます。
毎日正午(12時)と16時に大砲が放たれるので、それを見学するのも人気です。英国統治時代の記念碑も見ることができます。
噴水やカフェがあったり、人懐っこい猫たちもいてとても癒されるスポットです。
アッパー・バラッカ・ガーデンのすぐ近くには首相官邸があります。中には入れませんが、元々はポルトガル出身の騎士団の宿舎だった場所で外観が立派ですので、どうぞそちらもお見逃しなく!
VisitMaltaの案内ページ:https://www.visitmalta.com/en/attraction/upper-barrakka-gardens-malta/
<カフェ・コルディナ(Caffe Cordina)>
ヴァレッタのメインストリートのリパブリック通りにある老舗のカフェ。外の席も開放的で人気ですが、店内もヨーロッパの歴史あるカフェという感じで素敵です。
マルタ名物のパスティッチや美味しいコーヒーが楽しめる他、お土産になるお菓子も売っていますので、お土産を買いに立ち寄るだけでも良いかもしれません♪ランチもできますよ。
公式ページ:https://caffecordina.com/
<路地裏>
ヴァレッタと言えばその街並み!メイン通りから少し離れた路地裏に入ると様々な景色が楽しめます。
リパブリック通りの一本外側(スリーマ側)のオールドベーカリーストリートや、その反対側のマーチャンストリートから海側へさらに下っていくと、可愛らしい風景や思わず写真に撮りたくなってしまうような景色に出会えるかも…♡
おすすめ②:イムディーナ・ラバト(Mdina・Rabat)
静寂の町とも呼ばれる古都イムディーナ。敵から身を守るため、高台に造られた城壁の町で、夜景が綺麗なスポットとしても人気があります。
ヴァレッタよりは規模感が小さく、一周するのに30分もあれば十分です。
イムディーナは砦に囲まれていて、メインゲートを通って中に入ると、その街中はまさに中世の時代にタイムスリップしたかのような感覚を味わえます。迷路のようなくねくねした路地裏や、観光用ではありますが馬車もよく通ります。
とても狭いエリアではありますが、5つ星ホテルが1つ、小さなお土産屋さんやレストランなどは何軒かあります。眺めの良いカフェなんかも有名です。
イムディーナには教会などの観光スポットもいくつかあります。
そして、イムディーナの外側の町がラバトです。イムディーナの城壁内とは雰囲気が違い、もっと人々の暮らしを感じることができるマルタらしい町です。
落ち着いた街並みも魅力的ですが、教会やカフェ、観光する場所もいくつかあります。
イムディーナとラバトはぜひセットで両方訪れてほしい場所です。
ここだけは行きたい!イムディーナのおすすめ観光場所
<聖パウロ大聖堂(St Paul’s Cathedral)>
イムディーナを歩いていると必ずたどり着くのが、このイムディーナのランドマーク的存在の大聖堂。バロック様式のシンプルな外観ですが迫力満点です。記念撮影をお忘れなく!
中に入りたい場合は、日曜日など曜日によっては大聖堂だけ無料で見学できる時もありますが、博物館とセットになったチケットが必要になります。聖ヨハネ大聖堂の天井画を手掛けたイタリア人画家、マティア・プレッティの作品が5点も展示されています!
また、たまに大聖堂で結婚式を行っていることもありますよ♡
公式サイト:https://metropolitanchapter.com/
<バスティオン広場(Bastion Square)>
大聖堂を通り抜けてイムディーナの一番奥まで行くと辿り着く、小さい広場です。マルタの北部などが見渡せる絶景スポットでもあり、夜は夜景も楽しめます。
木陰になっているので、夏の暑い日はジェラートを食べながら少し休憩するにはピッタリです!
バスティオン広場からの帰り道は、路地裏などを通りながらぜひ帰ってみてください。ブーゲンビリアが咲き乱れるフォトスポットや、迷路のようなイムディーナならではの素敵な路地裏に出会えるはずですよ♡
<Fontanella(カフェ)>
バスティオン広場のすぐ隣にあるカフェ。絶景が楽しめることで人気があります。ランチやディナーも楽しめますが、何と言っても豊富な種類のケーキが楽しめるので、カフェタイムに訪れるのがおすすめです。
よくチョコレートケーキが人気と言われるのですが、正直日本人の口にはイマイチ合わない気がしました…笑
でも他のケーキは美味しかったので、ぜひ気になるケーキを頼んでみてくださいね♪
公式ページ:https://www.fontanellateagarden.com.mt/
<イムディーナ・ガラス(Mdina Glass)>
その名の通りイムディーナのガラス工房で作られたガラス製品が買えるショップです。比較的近いクラフトヴィレッジというエリアに工房がありますが、イムディーナ内のショップでも品揃えは十分。
店舗は少し小さいですが、ヴァレッタにもイムディーナ・ガラスのショップがあります。
ちなみに、マルタにはヴァレッタ・ガラスというまた少し違ったテイストのガラス製品もあり、ヴァレッタ・ガラスのショップはイムディーナにもヴァレッタにもあります。
ぜひ見比べてみてお好きなガラス製品を見つけてみてくださいね♪
日本には持ち帰りにくいかもしれませんが、小さい製品など比較的持ち帰りやすいものもありますよ。
またまたちなみにですが、ゴゾ島にはゴゾ・ガラスがあります。マルタにはガラス製品がたくさんありますね!
公式ページ:https://www.mdinaglass.com.mt/en/home.htm
ここだけは行きたい!ラバトのおすすめ観光場所
<聖パウロ教会&洞窟(St Paul’s church and Grotto)>
聖パウロ教会はラバトの広場の中心にある教会です。
船が難破してマルタに辿り着いた聖パウロが、洞窟に身を隠しながら布教活動を行った場所とも言われています。その布教活動がきっかけでマルタにカトリックが広まったとされていて、ローマ法王が訪れたこともあるほどマルタのカトリックの歴史を知る上では重要な場所です。その洞窟を実際に見学することができます。
地下で繋がっている隣の建物のThe Wignacourt Museumからチケットを購入することができます。
The Wignacourt Museumの公式ページ:https://www.wignacourtmuseum.com
<カタコンべ(Catacombs:地下墓地)>
ラバトには地下墓地=カタコンベがたくさんあることでも有名です。かつてイムディーナでは死体を埋葬することが禁じられていたため、その外側の町ラバトに埋葬していたという歴史から、カタコンベが多いそうです。
マルタ最大級の「聖パウロの地下墓地(St Paul’s Catacombs)」や「聖アガサの洞窟と地下墓地(St Agatha Catacombs)」など見学できるカタコンベもいくつかあります。
紀元前2世紀頃の歴史を辿りながら、複雑な構造の地下墓地を実際に見てみるのは、貴重な体験になること間違いありません!
St Paul’s Catacombsのページ:https://heritagemalta.mt/explore/st-pauls-catacombs/
St Agatha Catacombsのページ:http://stagathamalta.com/complex.html
<イッセルキン(パスティッツィのお店)>
ラバトに来たらぜひ立ち寄ってほしいのが、マルタのソウルフードパスティッツィの名店Is-Serkin(イッセルキン)。
いつも地元のおじさん達で賑わっていて混んでいます。定番のリコッタや豆、個人的にお気に入りのチキンなどいくつかの種類から選べます。お値段も50セント(70円ほど)〜ととても安いので、ぜひマルタのローカルビールCisk(チスク)と一緒にお試しください♡
おすすめ③:モスタドーム(Mosta Dome)
モスタドームはマルタのランドマーク的な存在の教会で、世界で3番目に大きいとも言われています。
第二次世界大戦の時に爆弾が直撃したにも関わらず、なんと爆発せずにミサに集まっていた多くの人達の命が救われたという、奇跡が起こったことでも有名です。「奇跡の教会」として多くの人に親しまれています。
教会の内部はもちろんその奇跡の不発弾のレプリカなども見学することができます。オプションで教会のドーム部分のバルコニーに登ることもできます!
公式ページ:https://mostachurch.com/?lang=en
おすすめ④:マルサシュロック(Marsaxlokk)
マルサシュロックは、マルタ南部にある小さな漁村。マルタらしいカラフルな小型船「ルッツ」が並ぶマルサシュロック湾沿いには、魚介料理が楽しめるレストランがたくさん並んでいます。
そして、マルサシュロックと言えば、サンデーマーケット!毎週日曜日の早朝からフィッシュマーケットや野菜、日用品やお土産など様々なマーケットが出店します。お店を持たないハチミツ屋さんなど、ここでしか手に入らないものもあるのでお土産探しにはおすすめです。
日曜日以外もお土産屋さんを中心にマーケットはやっていますが、店舗数が少なく、また冬などの強風の時はマーケットがやっていないこともあります。
マーケットももちろん訪れてほしいですが、シーフードも美味しいマルサシュロックでの食事は欠かせません。日曜日はサンデーマーケットに行ってランチをするのが王道コースなので、レストランは混み合います。シーフード料理を目的に行くなら日曜日以外もおすすめですよ♡
おすすめ⑤:青の洞門(ブルーグロット)
イタリアの青の洞窟は有名ですが、実はマルタにも青の洞門(ブルーグロット)と呼ばれる絶景スポットがあります。
長年の侵食や波などによりアーチ状になった断崖の一帯は正に紺碧の地中海。マルタの伝統的なボート「ルッツ」に乗って、その断崖まで行くことができるボートツアーがおすすめです。
間近で見れる迫力満点の大自然と、透明度が高く真っ青な海は見ものです!
ボートは8人乗り程度の小型船なので、天候によっては運行していないこともあるのですが、晴れている日は海がキラキラ輝いています。
(ボート乗り場はこちら↓)
ボート乗り場から少し離れていますが、アーチ状の洞門を上から眺める写真スポットもぜひ立ち寄ってみて下さいね。
(写真スポットはこちら↓)
おすすめ⑥:ハジャールイム(Haġar Qim)・イムナイドラ神殿(Imnajdra Temples)
マルタには紀元前4500年〜6000年前に建てられた数多くの巨石神殿が発見されていて、その中でも世界遺産に登録されている神殿もいくつかあります。なんとエジプトのピラミッドより歴史が古いんです!
数トンもの巨石をどのように運び、そしてなぜ突如巨石文化は消えたのか…。巨人神話もささやかれるほど謎の多いマルタの巨石神殿。その神秘の世界にぜひ足を踏み入れてみてください。
ハジャールイム神殿とイムナイドラ神殿は隣に位置しているため、同じチケットで見学ができるので、一緒に訪れることができます。青の洞門(ブルーグロット)のすぐ近くなので、一緒に観光するのがおすすめです。
Heritage Maltaの案内ページ:https://heritagemalta.mt/explore/hagar-qim-and-mnajdra-archaeological-park/
おすすめ⑦:スリーシティーズ(The Three Cities)
スリーシティーズは、ヴァレッタの対岸にあるエリアで、ヴィットリオーザ(ビルグ)、セングレア(イスラ)、コスピークア(ボルミア)の3つの町の総称です。
オスマン帝国との戦いに備え、聖ヨハネ騎士団の本拠地として栄えた場所です。オスマン帝国との戦いの後に造られたのがヴァレッタなので、ヴァレッタより歴史の古い町です。
歴史的な観光場所はもちろん、ヨットが並ぶハーバーやマルタらしい街並みや路地裏など、写真映えする場所もたくさんあり、街歩きをするだけでも楽しめます。
対岸のヴァレッタから定期的に運航しているフェリーや、伝統的なボート「Dghajsa(ダイサ)」で行くこともできます。
ここだけは行きたい!スリーシティーズのおすすめ観光場所
<聖アンジェロ砦(Fort St Angelo)>
紀元前1世紀ごろからあったとされる砦で、聖ヨハネ騎士団にとってもイギリス統治下においての海軍にとっても重要な本部として機能していたそうです。
聖アンジェロ砦から、対岸のヴァレッタやスリーシティーズを見渡せます!
Heritage Maltaの案内ページ:https://heritagemalta.mt/explore/fort-st-angelo/
<監視塔(ヴェデッテ)>
聖アンジェロ砦のちょうど反対側にあるガーディオーラ(Gardjola)公園の先端にある監視塔。監視の意味を込めて目と耳の彫刻があるのが特徴です。
対岸のヴァレッタや聖アンジェロ砦が見渡せる絶景ポイントでもあります。
ガーディオーラ公園に行くまでに通過するセングレアの街は、マルタらしい家々が並ぶ落ち着いたエリアで、個人的にはとても好きです。
<聖ローレンス教会(St. Lawrence’s Catholic Church)>
ヴァレッタの聖ヨハネ大聖堂の先駆けとなった教会で、聖ヨハネ騎士団にとっては重要だった場所。聖ヨハネ大聖堂の天井画も手掛けたイタリア人画家、マティア・プレッティの天井画も見どころです。
おすすめ⑧:スリーマ(Sliema)・サンジュリアン(San Gilijan)
ホテルやレストランがたくさんあるエリアで、このエリアを拠点に観光に行ったり、買い物をしたり食事をしたりすることがメインになる場所です。
スリーマとサンジュリアンは隣あっていて、スリーマの海沿いのプロムナードを歩いていくと、散歩しながらでも行けるくらいの距離感です。
5つ星や4つ星ホテルはほとんどがこのエリアに集中しているので、多くの人がこのエリアに滞在しています。
バーやクラブなどもあるのでナイトライフも楽しめますよ!
ここだけは行きたい!スリーマのおすすめ観光場所
<フェリー乗り場>
ゴゾ島やコミノ島に行く観光船や対岸のヴァレッタに行く定期フェリーなどが発着するフェリー乗り場。よくマルタのガイドブックの表紙などに使われる(というイメージ…笑)、対岸のヴァレッタの景色は必見です!
フェリー乗り場の近くにはショッピングセンターやレストランなども多い場所なので、ぜひ一度繰り出してみて下さい。
<キャットパーク>
フェリー乗り場はヴァレッタ側ですが、反対のセントジュリアン方面に続くプロムナードを歩いていると、カラフルな猫のモニュメントが目に入るはずです。
その辺一体はマルタの人たちによってお世話されている猫たちが暮らしているエリア。猫のお家やベットが用意され、猫たちがのびのびと暮らしています。
最近はニワトリの家族たちも暮らしていて、猫とニワトリが共存しています!笑
猫やニワトリに会いたい人はぜひ立ち寄ってみて下さいね。
ここだけは行きたい!サンジュリアンのおすすめ観光場所
<スピノーラベイ(Spinola Bay)>
スリーマからプロムナードを歩いて、サンジュリアン方面に向かうと辿り着くのがこのスピノーラベイ。「LOVE」という文字のモニュメントが目印です。
マルタらしい船やボートが並ぶ湾沿いには、たくさんのレストランが並び、特に夜にはライトアップされるので、その景色が素晴らしいです。初めて見た時は、「リアルディズニシーだ!」ととても感動したことをよく覚えています。
<パーチャビル>
パーチャビルというエリアはマルタの唯一のクラブ街です。そのため、夜の遅い時間から明け方まで若者で賑わう眠らない街です。
クラブ街のエリアはとても狭く、その周辺にはインターコンチネンタルホテルやウェスティンホテル、Bay Streetというショッピングセンターや多くのレストラン、カジノ、St George’s Bayという砂のビーチなどもあるので、クラブ目的ではなくても、そのエリアに行って見ると面白いと思います。
おすすめ⑨:ゴゾ島(Gozo)
ゴゾ島はマルタ島の姉妹島で、マルタ島北部の港からフェリーで30分、ヴァレッタから高速船で45分程度で行くことができます。
ゴゾ島は小さいですが、観光する場所も多いのでマルタ島から日帰り観光する人が多いです。マルタ島に比べるとまだ開発が進んでいなくて、さらにゆっくりした島時間が流れているのも魅力。週末のんびり過ごしたいマルタ人もよく訪れています。個人的にはゴゾ島に一泊するのもおすすめです!
ゴゾ独特の文化や、ゴゾチーズやゴゾワインにゴゾハニー、ゴゾ・ガラスなどの特産品も魅力です。
ここだけは行きたい!ゴゾ島のおすすめ観光場所
<ヴィクトリア(Victoria)>
ヴィクトリアはゴゾ島の首都で、バスなどの発着地点にもなっています。
ゴゾ島一帯が見渡せるチタデル(Cittadella)と呼ばれる城壁や、ゴゾ大聖堂(Gozo Cathedral)、レストランやお土産屋さんが並ぶスクエアなどがあり、ゴゾ島に来たら必ず訪れるべきスポットと言えるでしょう。
Gozo Cathedralの公式ページ:https://www.gozocathedral.mt/
<タ・ピーヌ教会(Ta’ Pinu)>
1883年に近くに住む農夫が聖母マリアの声を聞いて奇跡が起こったと言われている、別名「奇跡の教会」。教会内には、救われたという人たちからの感謝の手紙で埋め尽くされています。
ローマ法皇も何度か訪れているほどマルタ国内に何百とある教会の中でも特別な教会。正にパワースポットです!
また周りに何もない中にポツンと佇む姿や、外観そのものも魅力的ですので、ぜひ一度訪れてみてほしい教会です。
Ta’ Pinuの公式ページ:https://www.tapinu.org/
<ジュガンディーヤ神殿(Ġgantija Archaeological Park)>
世界で最も古いと言われる紀元前3,600万年前頃の巨石神殿。白っぽい色合いの石灰岩で造られていて、マルタ島にある巨石神殿とは一味違います。ジュガンディーヤ神殿も世界遺産に登録されていますので、一見の価値アリ!
Heritage Maltaの案内ページ:https://heritagemalta.mt/explore/ggantija-archaeological-park/
<自然の絶景スポット>
ゴゾ島にはマルタ島にはない絶景スポットがたくさんあります。ちょっと行きにくい場所もあるので、気になるところをピックアップしてぜひ訪れてみると良いと思います。
(写真は、Tal-Mixta Caveです。ここも車かバイクなどがないと行くのが大変です。)
おすすめ⑩:コミノ島(Comino)
コミノ島はマルタ島とゴゾ島の間にある小さい島で、マルタ島北部の港からボートで25分程度で行けます。スリーマなどの中心部からコミノ島に行くツアーもたくさんあります。
コミノ島の魅力は、何と言ってもその透明度が高い海!ブルーラグーンやクリスタルラグーンと呼ばれる人気の海水浴スポットがいくつかあります。マルタ島やゴゾ島の海も十分綺麗ですが、このコミノ島の海は透明度が全然違います。
夏のオンシーズンは人がたくさん来るので混雑しますが、せっかくマルタに来たのなら必ず訪れてほしい場所です!
マルタと言えばコミノ島︎! というほどコミノ島は人気があり、毎年多くの観光客で賑わいます。 今回は、そんなマルタの目玉の観光スポットであるコミノ島を100%楽しむための、おすすめの時期や時間帯、行き方や楽しみ方、さらには持ち物[…]
マルタ観光は5日間あると満喫できる!
マルタ観光におすすめのモデルコースを紹介していきます。今回は、個人旅行でツアーなどに参加しない場合のモデルコースです。
モデルコース:1日目(ヴァレッタ&スリーシティーズ)
- 9:00 ヴァレッタ観光(観光時間:4時間)
- 13:00 ヴァレッタでランチ
*定期フェリーでスリーシティーズへ移動(移動時間:5〜10分)
↓
- 14:30 スリーシティーズ観光(観光時間:2時間半)
- 17:00 観光終了・ホテルへ!
モデルコース:2日目(イムディーナ・ラバト&モスタドーム&スリーマ・セントジュリアン)
- 9:00 ラバト観光(観光時間:1時間)
*徒歩でイムディーナに移動(所要時間:5〜10分)
↓
- 10:30 イムディーナ観光(所要時間:1.5時間)
- 12:00 フォンタネッラでランチ&ケーキ
*バスでモスタドームまで移動(移動時間:20分前後)
↓
- 14:00 モスタドーム見学(見学時間:30分)
*バスでスリーマ・セントジュリアンエリアに移動(移動時間:30分前後)
↓
- 15:30 スリーマ・セントジュリアンを散策(散策時間:2時間※好きなだけどうぞ♡)
- 17:30 観光終了・ホテルへ!
モデルコース:3日目(マルサシュロック&青の洞門&巨石神殿&夜のヴァレッタ)
*ホップオンホップバスでの移動の場合(マルタの南部のルートは、路線バスだとアクセスが悪いので、30分おきに運行している、乗り降り自由の観光バスがおすすめです)
- 10:00 中心部出発!マルサシュロックまで観光バスの旅を楽しむ♪(ホップオンホップバスは、途中、ヴァレッタやスリーシティーズなども経由します!)
↓
- 12:00 マルサシュロック観光(観光時間:30分)
- 12:30 マルサシュロックでシーフードランチ
*ホップオンホップバスで移動(移動時間:30分前後)
↓
- 14:00 青の洞門(ブルーグロット)観光(観光時間〜ボートに乗った場合〜:40分)
*ホップオンホップバスで移動(移動時間:3分前後)
↓
- 15:00 ハジャールイム・イムナイドラ神殿観光(観光時間:40分)
*ホップオンホップバスで移動(移動時間:20分前後)
↓
- 降りたい所で降りてマルタ南部を観光
↓
- 17:00頃 ホップオンホップバスは、最後サンジュリアンやスリーマ付近で終了!その後夜の街を楽しむのがおすすめです♡
モデルコース:4日目(コミノ島)
*朝一の定期ボートでコミノ島へ
- 9:30 コミノ島で泳ぐ!(滞在時間:4時間)
- 12:00 売店の軽食ランチ
*定期ボートでマルタ北部の港へ(移動時間:25分)
↓
- 15:00 ホテル到着(泳いだ後は疲れるので、ホテルでシャワーを浴びたり休んだりするのがおすすめ!)
★少し休んだら、夜景のキレイな夜のイムディーナやスリーマ・セントジュリアンなどに繰り出すのも良いですね!
★スリーマなどの中心部から発着する観光船で、コミノ島に行くツアーやコミノ島とゴゾ島がセットになったツアーもあります。
モデルコース:5日目(ゴゾ島)
*ホップオンホップバスでの移動の場合(ゴゾ島は、路線バスだとアクセスが悪いので、1時間おきに運行している、乗り降り自由の観光バスがおすすめです)
- 10:00 ヴィクトリア観光(観光時間:2時間)
- 12:00 ヴィクトリアでランチ
*ホップオンホップバスで移動(移動時間:10分前後)
↓
- 13:30 タ・ピーヌ教会観光(観光時間:30分)
*ホップオンホップバスで移動(移動時間:20分前後)
↓
- 15:00 ジュガンディーヤ神殿観光(観光時間:40分)
*ホップオンホップバスで移動
↓
- 降りたい所で降りてゴゾ島を観光
↓
- 17:00 ホップオンホップバスで港まで行ってフェリーまたは高速船でマルタ島へ!
★ゴゾ島は個人旅行だと交通の便が良くないので、マルタ島発着のバスツアーや観光船のツアーなどもおすすめです!
マルタには英語留学などで長期滞在をする場合は、「定番の観光スポットはもう全部行き尽くしたよ」という人もいますよね。 国土の小さいマルタですが、実は是非訪れてほしい観光スポットはまだまだあります。 そこで今回は、時間があったら行[…]
マルタ観光おすすめのシーズンは?
マルタには日本と同じように四季があります。とは言っても、暖かくなったかと思ったら一気に夏になり、気が付いたら冬になっているという感じがあり、日本ほど春と秋を感じない印象があります。
ここでは、マルタのシーズンごとの特徴を紹介していきます。どの時期に観光するのが良いのか、ぜひ参考にしてもらえればと思います。
春のマルタ(3月〜5月)
マルタは南国なイメージを持っている人も多いのですが、実は3月はまだ少し肌寒いです。ただ、太陽が出ている日は暖かく過ごしやすいと思います。
3月〜4月頃はイースター(復活祭)の時期なので、イースターの雰囲気を楽しめます。
5月になると海に入る人も増えてきて、オンシーズンに入っていく時期です。ホテルも値上がりし始めるのがこの時期です。
私の感覚としては、まだ海に入るには早過ぎますが、ビーチに座って日向ぼっこをしたりすることはできるので、海に入らなくても良いという人にとっては、暑過ぎずベストシーズンと言えるでしょう!
夏のマルタ(6月〜9月)
マルタのベストシーズンは、やはり夏です!6月頃から段々暑くなってきて、7〜8月はまさに真夏。日本のように梅雨もなく、夏はほぼ雨が降りません。天候に左右されることなく、海で遊べたり外でのアクティビティを楽しめるので、この時期にヨーロッパなどから多くの観光客が訪れます。短期英語留学に来た学生さんなどもよく見かけます。
もちろんホテルなども最も高くなる時期。コストは他のシーズンと比べると少し上がり、観光客も多いですが、マルタの海を存分に楽しみたい人や、マルタ本来の魅力を味わいたいという人にはやはりこの時期が一番おすすめです。
ただ、本当にマルタの日差しは強いので、サングラス、帽子、日焼け止めは必須です!あともちろん水着も!穏やかでキラキラ光り輝くマルタの海は本当にキレイですので、やはりこの時期のマルタにぜひ訪れてほしいなと思います。
秋のマルタ(10月〜11月)
マルタは10月頃まではまだある程度暖かく、海にも入れるくらいで(私は入れませんが)、ジャケットなども羽織らなくて良い日がほとんどです。ホテルは、10月頃までは冬料金にはならないまでも真夏ほどの料金ではないので、費用を少し抑えたい人や暑さが苦手な人にはちょうど良い時期と言えるでしょう。
11月に入ると雨が増えてくるシーズンです。気温はまだそこまで寒くなく、コートもいらないくらいですが、マルタの雨は風も伴い、時には雷も鳴り響いたりと、わりとストーム的な感じのことが多いです。ただ、日本のように1日中雨がシトシトと降っていることはないので、折り畳み傘があれば十分です。
風が強い日はフェリーやボートが運行できない場合があるので、コミノ島やゴゾ島に行く場合は注意が必要になってきます。このように、観光にはベストシーズンではないため、ホテル料金も11月頃から少し値下がりしていきます。
マルタは日本のように、過ごしやすくて食べ物が美味しい「秋」という印象はあまりないですが、真夏を避けたい人には春同様おすすめです。ただ、春より雨が降る可能性が高いのでその点だけ頭に入れておくと良いと思います。
冬のマルタ(12月〜2月)
冬のマルタは、11月同様雨が降ったり強風が吹いたりと、マルタの海を楽しむ上ではオフシーズンになります。コミノ島などの海がメインの観光は残念ながら、あまり楽しめない可能性が高いです。そのためホテル料金もこの時期は冬料金となり、リーズナブルになります。
ただこのシーズンは、12月はクリスマス、2月頃にカーニバルと宗教的なイベントが多いので、それらの日程と重なる場合は、料金的にもそうですがホテルが予約でいっぱいになってしまうこともあるので注意が必要です。特に、クリスマスはカトリックのマルタ国民にとっては重要なイベントです。街全体がクリスマスモード全開になり、ヴァレッタには突如観覧車やスケート場が現れたり、クリスマスマーケットが開催されたり、もちろん他のヨーロッパの国に比べると規模は小さいですが、本場のクリスマスの雰囲気を楽しむことができますよ。
ちなみに、1月にはバロックフェスティバルと言う、クラシック音楽を楽しむイベントがあり、ヴァレッタを中心にコンサートがたくさん開催されます。外での観光が100%楽しめない分、冬のマルタはこういうイベントを楽しみに来るのも一つの選択肢かもしれません。
また、この時期から徐々に寒くなりコートも必要になってきますが、冬であっても世界遺産のヴァレッタの街や巨石神殿、その他有名な教会などのマルタの主要な観光地は十分に堪能することができます。海より世界遺産に興味がある人は、リーズナブルに行けるこの時期がおすすめです。
まとめ
世界地図で見るとほぼ点になってしまうほど国土が小さいマルタですが、実は観光する場所は結構多いのです。小さい国だからこそできる楽しみ方や、島ならではのゆっくりした時間を感じてもらえるのも魅力の一つです。
治安も良く、英語も通じるマルタは、特に日本人が安心して訪れることのできるヨーロッパの国の一つだと思っています。
日本人にとってはまだまだマイナーな国ですが、根っからのマルタ好きの私にとっては、マルタを旅行先に選んでいただいたり、興味を持っていただけただけでもとても嬉しく思います♡
そして、今後もっとマルタの知名度が高くなって、多くの人に訪れてもらえたらなと思っています。
是非、マルタを渡航先の候補に入れてみてはいかがでしょうか?